杉山 大介

BIOGRAPHY

杉山大介

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1979年、愛知県瀬戸市生まれ。京都大学法学部中退。
瀬戸市在住。

バイオグラフィー

杉山大介は画家・コンピューターアーティストである。

広告会社でファッション関連の仕事をしていた父親の影響で、杉山は高校時代からラグジュアリーファッションとストリートカルチャーに強く惹かれていた。特に作家が強い興味を持ったのは、ジャンポール・ゴルチエが日本の着物や伝統柄を使ってデザインしたコレクションである。 その一方で、杉山は9歳の時に緑内障に罹り、更に19歳の時に別の難病も発症している。これらの病は作家に失明と死への強烈な恐怖を植え付けた。

杉山は二つの広告会社で9年間デザイナーとして働いたが、36歳の時にまたしても重病を患い、何年もの間、生と死の境界を彷徨うこととなった。そして杉山はこれらの苦しみの意味を見出すため、絵を描きはじめた。

遠藤周作の小説や大原美術館で見たエル・グレコの「受胎告知」の影響もあり、杉山は当初は油彩やアクリル絵画を描いていた。しかしながら緑内障の経験により光そのものに強い興味を持っていた杉山は、ほどなく絵筆で顔料をカンバスに塗るという方法では自分が求める光の表現が不可能であることに気づいた。

その後、自身の油彩画を印刷した布を通して見た日光にヒントを得た杉山は、高さ情報を付加したドローイングデータを作成して工業用インクジェットプリンターで布の上に出力するという技法を考案した。すなわち杉山のドローイングは、高さ情報を持つ無数の線によって成り立っているのである。

また、杉山は手漉き和紙に2Dのドローイングをプリントして着物の布地の上に浮かせて貼るという技法にも挑戦している

個展

2023 「何処かまで、紡がれていく」妙香園画廊、名古屋
2022 「死と平和」ギャラリーMenio、名古屋

グループ展

2021 FACE展2021、SOMPO美術館、東京
2020 全日本アートサロン絵画大賞展、国立新美術館、東京

受賞歴

2020 FACE2021入選
2019 全日本アートサロン絵画大賞展入選

コレクション

大和グラビヤ株式会社
株式会社新東通信

STATEMENT